今回は、公務員からの転職で実際に多い業界・職種5選と、その企業に受かるために必要なポイントをお伝えします。
公務員から人気の転職先(民間企業編)
① メーカー・インフラ系企業
安定性と待遇の良さから特に人気。
総務・人事・経理などの管理部門や、事務系総合職での採用が目立ちます。民間からの転職も人気なので、第二新卒枠を狙いましょう。
受かるためのポイント
👉 数字管理や調整業務など、「正確性」「誠実さ」をエピソードを交えて具体的にアピールする。
② 金融・保険業界
「信頼感」や「誠実さ」が強く評価される業界。
法人営業やリスク管理など、責任感と対人対応力が問われる職種で活躍できます。近年、中途採用も活発なので、新卒で入れなかったような大手にも入れるチャンスです。
受かるためのポイント
👉 公務員時代の窓口対応や説明業務を「債権管理」「顧客対応力」といったビジネスワードに変換可能。
③ 人材業界
人材業界は「第二新卒〜未経験」でも門戸が広く、20〜30代前半の元公務員がよく受けています。
「社会貢献性」との親和性が高く、人材紹介やキャリア支援は「誰かの人生を良くする仕事」。
“人や社会の役に立ちたい”という価値観を持つ公務員にとって、違和感なく馴染みやすい分野です。
受かるためのポイント
👉 「調整役」として利害関係者をまとめた経験を具体的な事例にして、課題解決力をアピールする。
④地方自治体向けコンサルティング会社
近年注目を集めている分野。
行政の仕組みを理解している人材は非常に重宝され、まさに元公務員ならではの強みが活きます。
受かるためのポイント
👉 業務効率化や住民サービス改善など、課題発見から提案につなげた経験を「外部から行政を支援できる力」として提示する。
⑤ 独立行政法人・団体(安定志向の選択肢)
「完全に民間は不安」という方には、独立行政法人・公益法人・大学事務なども人気。
公務員に近い安定性がありつつ、新しいキャリアに挑戦できます。
受かるためのポイント
👉 採用試験色が強いため、ESや面接で「公共性への共感」と「専門知識をどう活かすか」を明確に伝えること。
◾️企業に“受かるため”に必要な3つの視点
転職は「スキルを学ばせてもらう場」ではなく、「成果を出して価値を提供する場」です。その視点で企業にアピールできる人が、選考で確実に評価されます。
① カルチャーフィット(価値観・空気感)
👉 「御社の◯◯な姿勢に共感し、自分の◯◯の経験を活かして成果を出せると考えています」
ただ「共感した」だけでは弱い。共感 → 貢献のストーリーを語ることが重要です。
② 成長環境(どんな成果を出せるか)
👉 「これまで培った◯◯の経験を活かし、御社で◯◯という成果を出したい」
“学ばせてください”ではなく、**「持ち込める強み」と「実現したい成果」**を語ると即戦力として評価されます。
③ 柔軟性(変化への対応力)
👉 「制度改正に合わせて業務フローを見直し、効率化した経験を活かし、御社でも変化を成果に変えていきたい」
単なる適応力ではなく、変化を成果につなげた実績を具体的に伝えるのが差別化のカギです。
✅ まとめ
転職成功のカギは「どの企業が合うか?」ではなく「どうすればその企業に刺さるか?」です。
自分の経験を企業の言葉に翻訳できれば、チャンスは一気に広がります。
「自分は民間で何ができるのか分からない…」という方は、元公務員から大手JTCまで転職した実績のある担当者が相談に乗りますので、気軽にお問い合わせください。
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